はじめに
このまえ、社員が退職代行で会社を辞めました…。何の前触れもなく、いきなりの事だったので少し驚いております。
そうでしたか。数年で利用者が増えている「退職代行サービス」ですが、企業としては「なぜ退職代行を使って辞めてしまったのか」と考える事で、今後の経営をよくするチャンスにする事もできます。
この記事で分かること
- 退職代行を使われた時は、従業員の声を感じとるチャンスである
- 退職代行を使われてしまった際の企業の対応方法
- 退職代行を使う人のホンネ
- 退職代行は使っても良い。しかし、業者の選定はしっかりと行う事!
退職代行を使われたときの会社の対応
①基本的に、退職を止める事はできない
どのような退職の形であれ、会社は従業員の退職を止めることができません。なぜなら、「退職は従業員の自由である」と、民法627条で決められているからです。
②退職代行の身元をしっかりとチェックすること
従業員が退職代行サービスに申し込むと、会社に退職代行業者から電話が掛かってきます。その際に注意するポイントは以下の2点です:
- 退職代行業者は本当に存在している会社か
- 運営元は弁護士か、労働組合か、一般企業か
③本人からの依頼なのかを確認すること
「退職の意思は本人で間違いがないか」を確認しておきましょう。退職代行業者に本人確認書類を添付して送ってもらうなどして、本人確認をしっかりとるようにしましょう。
退職代行を使う従業員のホンネ3選
①退職を申し出ても止められてしまったから
「本気で退職したい」と思っている人に対して、引き留めが負荷になっている場合があります。「どうせ直接言ってもまた理由をつけて止められてしまうから、退職代行を使う事に決めた」という理由で利用を決意するケースもあります。
②とても退職を言い出せる環境ではなかったから
職場環境が良い・悪いに関わらず、「自分で退職を言い出せない環境」だと感じてしまう理由はあります。例えば、人間関係がうまくいっていない、裏切り者扱いされそう、などです。
③もう働く気力も、会社へ行く気力もなかったから
この理由で退職代行を使う方が多い事は、退職代行各社の口コミや体験談を読むと理解できます。社員の方はなにかしらのストレス過多に陥っているケースが高いです。
お互いのトラブルを防ぐために、業者選びはしっかりと!
退職手続きに関するトラブルは事前に防ぐ
退職代行を使って退職をする場合、辞める側、辞められる側、双方にとってトラブルとならないよう、しっかりとした業者選びが必要です。
費用なのか安心か。あなたが大事にするポイントは?
退職代行を利用する際に、コストパフォーマンスを重視するのか、法的にも安心安全に依頼をするのか、コストと安心の良いとこどりをするのか、一番重視するのはどのポイントなのかを意識する事が重要です。
まとめ
本記事で分かったこと:
- 退職代行を使われた時は、従業員の声を感じとるチャンスである
- 退職代行を使われてしまった際の企業の対応方法
- 退職代行を使う人のホンネ
- 退職代行は使っても良い。しかし、業者の選定はしっかりと行う事!